那須サファリパーク、草食系は肉食系よりガツガツしている

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那須サファリパークに行ってきた。

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入り口が微妙に可哀想な感じがそそる。
とりあえず、サファリパークは結構高い。入場料が2,600円で、自家用車でないと園内遊覧バスの料金が一人1,000円かかる(マイカーでも料金がかかる)。さらに餌やりのための餌を買うことになって、これが1,000円。その上、勝手に写真を撮られて売りつけられそうになる。入り口に近づいた時点で、どこかの水商売の客引きのような勢いだった。
また、園内バスのガイドは運転手のおっちゃんで、渋いと言えば渋いが、エンターテイメント感はない。
というわけで、条件的には正直バッドだったのだが、遊覧そのものはかなり満足だった。
値段は仕方ないとして、もうちょっとガメツサを控えめにしてくれれば、もっと良い施設になると思う。

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サファリパークに行ってもライオンなんて寝てるだけ、と言う人がいるが、本当に寝ている。
ただ、寝ているといっても動物園のようにただただやる気のない感じでもなく、寝ているなりに愛嬌があって良い。そんなに不満ではなかった。

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おっさんというか、野生の抜けきった猫のような寝相だ。

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那須サファリパークで良いな、と思ったのは、全体的に動物が元気なことだ。基本寝てばかりの肉食系はグウタラしているが、草食系は餌を求めてすごい勢いでバスに向かってくる。本当は草食系の方がガツガツしている。
餌やり用の餌が高くて一袋しか買わなかったのだが、餌やりは本当に面白い。

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サファリパークは、ロケーション的にもマイカーで行く人が多いだろう。しかし、遊覧そのものは園内バスが良い。網があるので、安心して窓を開けて、思う存分餌やりができるし、どの動物に注意が必要で、どの動物なら噛まないかも、渋いおっちゃんが教えてくれる。

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那須サファリパークで一番グッときた動物は、このアメリカバイソンだ。
なんなんだこいつは。絶対何か恐ろしい考えを抱いているだろう。
こんなヤツがいたら、人間には及びもつかない凄い知恵をもっていると考えて当然だ。実際、凄いことを知っているのに、内緒にしているのだと思う。間違いない。

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つっ付き合いをgifアニメにしてみた。

那須サファリパークはホワイトライオンが売りらしいが、ホワイトライオンが白いのは若いうちだけで、大人になるとあんまり白くない。それでも肉球の色やら細かいところが色々普通のライオンと違うらしいが、素人目には要するにライオンだ。
しかし、サファリパークの楽しみは、珍しい動物を見ることではない。どんな動物でも構えれば面白い。
実際のところは、飼育環境や遊覧時の工夫などの要素の方がずっと重要だし、そういう意味ではおおよそ満足だった。
動物はとても良いので、その他の雰囲気的な部分をもうちょっと向上させてくれるともっと人気が出ると思う。