市原ぞうの国で象に触ってラクダに乗った

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 弘文洞跡、養老館、ホテル岩風呂、上総大久保駅のつづき。
 時間があったので、突然思いつきで市原ぞうの国に行くことにした。
 市原ぞうの国の存在は知っていて、前日もパンフレットを見ていたのだけれど、駅から遠く、送迎が「要前日予約」とあったので、また次の機会に、と思っていたのだ。
 でもダメ元で当日「これから行く!」と電話してみると、まったく問題ない感じで迎えに来てくれた。さすがぞうの国、太っ腹!
 送迎と言っても、小湊鉄道の高滝駅か高速バスターミナルとの間を往復しているもので、どちらも本数が少なく、時間が決まっている。だから決まった時間に希望者がいれば車を出す、という方式らしく、休日だったのでどのみち車は走っていたのかもしれない。

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 ぞうだ、ぞうだ、ぞうさんだ!
 ただぞうが檻の中に入っているのではない。ぞうがショーをしたり、ぞうに乗せてもらったりできるのだ。ただ、時間が遅かったので「ぞうライド」は既に売り切れ、残念ながらぞうに乗ることはできなかった。
 でもぞうに餌をあげたり、ものすごく近くで触れ合って鼻をナデナデしたりすることもできる。
 ぞうに乗っているぞう使いの人たちは皆んなタイ人らしく、かなり本格的にぞう使いをスカウトしてきて設立されたっぽい。奥の方では、まだショーなどに出ていない子供のぞうを、タイ人のぞう使いの人が訓練している裏舞台も見られた。ぞう使い同士がぞうの上で何やら話しているのだけれど、タイ語なのでサッパリわからない。ぞうの言葉もぞう使いの言葉もわからない。
 ちなみにぞうの鼻はかなりゴワゴワしていて、すごい力と正確さだった。

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 「ぞうの国」ではあるけれど、ぞう以外の動物も沢山いる。普通の動物園なみには色んな動物が楽しめ、しかも触れ合えるコーナーが充実している。
 もちろん、定番のてんじくねずみ抱っこもできる。

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 ビーバーがいた。ビーバーは思ったより大きい。

 かわうそもいて、喧嘩したり遊んだり、かなりアクティヴに行動していて面白い。

 かわうそやラッコはイタチの仲間だけれど、ビーバーはネズミの仲間で、カピバラに次いで大きい、と知った。

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 お馬さん。

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 カピバラ。

 カピバラがアヒルに混ざって餌を食べているのが楽しい。「食えればなんでもいいよ」感がすごい。
 ちなみにこのカピバラ、後ですぐそばを象たちが通っても全然関係ない感じでもぐもぐ食べていた。肚がすわっている。

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 アルパカさん。

 そしてこの後、らくだに乗せてもらった!

 このらくだ、ふたこぶらくだなのだけれど、かなり大きい!
 ひとこぶらくだには何度も乗ったことがあるのだけれど、明らかにそれよりデカい。乗ると脇腹?的な部分が暖かい。
 それにしても本当に立派で、こんな生き物に出会ったら「こりゃーどえれーもんだわー」と感服してしまいそうだ。

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 イイ顔してる!

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 隅っこに写ってるのは全然関係ないお子様。

 ついでにくじゃく。

 そして閉園時間近く、なんとぞうさんたちが、ショーやぞうライドをする場所から自分の檻まで、皆んな外を歩いて帰っていくのだ!

 この時、一応アナウンスで「赤い線まで下がってください」という指示があるのだけれど、目の前を特に囲いもなくぞうさんたちが並んで歩いて行くのを見ることができる。なかなかの迫力だ。
 上野動物園でも馬が外を歩いてく時があるけれど、やっぱぞうさんはド迫力!
 しかも歩いてる途中で、その辺にあった草をバリバリ勝手に食べて、上に乗っているぞう使いの人に怒られていた。
 ちょっと葉っぱをむしっちゃう、というレベルではなく、茂みまるごとバリバリバリ!と鼻で引っ張っていて、「こりゃーものすげー力だわー、えれーもんじゃー」と、また感服してしまった。

 市原ぞうの国、素晴らしかった!
 地方の動物王国系の施設は、大体都会の動物園などに比べると雰囲気がゆるく、簡単に動物に触れたりする。
 同じ動物が複数箇所に展示されていたり、なぜか犬とかハシブトガラスまでいたりして、全体的にゆるい。
 タイ人のぞう使いさんが活躍してるのもイイ。
 このぞうの国を思いついた人は、元々タイとつながりか何かがあって、こんなビジネスを思いついたのだろうか。多分、タイには伝統的なぞう使いの人が沢山いるのだけれど、今は市場が縮小傾向だろうし、丁度良い出稼ぎビジネスになっているようにも思う。この調子で日本各地にぞうビジネスを拡大してもらいたいものだ。
 ぞうは思った以上に賢くて、一気に好きになってしまった。いや、ほんとにアイツは大きくて頭が良いよ。すごい生き物じゃ。
 小湊鉄道は本数が非常に少ないので注意が必要だけれど、車があるなら都心からも近い。市原ぞうの国はめちゃくちゃオススメ!

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