江古田駅も新江古田駅も中野区江古田にはない、江古田の読み方問題

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江古田から北に向かう。
江古田駅付近で武蔵野稲荷神社(稲荷、七福神、観音、地蔵のなんでもありパワー)、江古田浅間神社(江古田富士)。
ここから北東に向かって小竹向原駅近くで八雲神社練馬区小竹町2丁目の稲荷社
要町通りを越えて更にぐぐっと北東に進み大谷口氷川神社
北上し茶面不動尊
環七を西に渡って北西に進み東新町氷川神社(マッチョの狛犬)。

全体として、まぁ普通の住宅街で歩きやすいしちょこちょこ面白いものがある。
武蔵野稲荷神社は神仏習合も甚だしいお祭り的パワーがあって好印象だった。江古田富士は年三回しか登山できない。
茶面不動尊は偶然通りがかった小祠だけれど、両脇の大樹が面白い。
東新町氷川神社は狛犬がムキムキマッチョのハイエナみたいだった。

たぶん有名な話なのだけど、江古田駅は住所上の江古田にはない。
住所の江古田は中野区江古田(えごた)。西武池袋線江古田(えこだ)駅があるのは練馬区旭丘。
前に中野区江古田を散歩していて、江古田の森公園とか江古田氷川神社がなぜ江古田駅からこれほど離れているのか、と不思議に思っていたのだけれど、やっと理解した。
元々一帯は多摩郡江古田村、江古田駅があるのは江古田村の新田で明治以降に各郡に分かれてしまったらしい。
大江戸線の新江古田駅は「えごた」と中野区の地名に合わせていて、江古田駅よりは中野区江古田に近いけれど依然、中野区江原町二丁目で、中野区江古田ではない。
他所者としてはなんとなく江古田駅あたりを江古田と呼んでいるけれど、リアル住民的にはどこまでが江古田の感覚なのかしら。
ちなみに江古田を「えこだ」と「えごた」を読み分けるみたいな風習は、中野区江古田と江古田駅が分立したが故の後から付けられた屁理屈ではないかと思う。元来漢字の読みというのは大雑把なもので、日本だってニホンやらニッポンやら忙しい。音はそういう風にホイホイ変化するもので地域的偏りも大きい。それを固定するロゴスとして(イデアの洞窟でもラテン語でもない)漢字が機能しているのが東アジア漢字文明圏というものだろう。いやまあそんな理屈はどうでも良いのだけれど、「エコダじゃない! エゴタ!」みたいな中学生的意地の張り合いは馬鹿馬鹿しいので関わらない方が良いと思う。

例によって写真は寺社にはあまり関係ない。


八雲神社前。


茶面不動尊

おまけ。

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