信濃山荘、霧ヶ峰ホテル、白樺湖の廃墟

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

白樺湖に行ってきた。
上諏訪駅からバスで霧ヶ峰を越えていくのだけれど、その霧ヶ峰で一旦下車、三十分後のバスで白樺湖に向かった。作太荘信濃山荘霧ヶ峰ホテルという霧ヶ峰にある三つの廃スポットを見学するためだ。そんなことのためにわざわざ三十分だけ滞在する物好きはわたしたちくらいだろう。
それにしてもこの日は昼頃から天気が悪く、霧ヶ峰は名前の通りすっかり霧の中。
午後になり白樺湖に着いてからは雨も風も激しくなり、ひどいコンディションだったが、とりあえず美岩荘SGホテルと眺めて、斜面をふうふう登って清幸荘キャンプ場を探しに行くも見つからず、白樺湖水源荘の外観を見て、更に湖半周してたどり着いたホテル彩雲が解体済みで跡形もなし。冷たい雨の中、歩いて廃を探した挙げ句見つからない。こんな悲惨な旅もなかなかないだろう。
宿泊先は思い切り昭和な旅館で、食事が合宿所みたいなバイキングでこれまた無残なものだった(昼に頂いたそばは素晴らしかったので白樺湖すべてが駄目なわけではない)。建物自体はレトロな味があり、増築に増築を重ねた迷路のような構造はなかなか興味深かったのだけれど。
わたしたちの旅程は廃に偏ったイカれたものだが、白樺湖全体が廃れているかというとそんなことはない。特に白樺リゾート池の平ファミリーランドは家族連れを中心に大変な人気だった。
色々な観光地を巡って痛感するが、昭和の施設が廃墟になっていても、また別のスポットが盛り上がっているものだ。時代が違うのだから仕方がない。
白樺湖が非常にうまくやっているな、と思ったのはランナーを取り込んでいること。夏でも涼しく、湖面標高1,416mと高地トレーニングに適しており、湖を一周するランニングコースが整えられている。駅伝選手などが団体で泊まり込み練習しており、その旨掲示などもあって町ぐるみで応援している。夏場の間だけではあるものの、団体客を確実に取り込めるのは良い戦略だと思った。

二日目はうってかわってお天気に。白樺湖周辺を普通に散策した後、上諏訪に戻り、またバカの一つ覚えで劇場フランス座を見に行くがこれも解体済みだった。無残。
ここから延々と歩いてホテル天望の外観をチェック。
その後は普通の観光として諏訪大社下社秋宮に向かったのだが、徒歩で行く道ではなかった。なぜ上諏訪に戻った時点でレンタサイクルを借りなかったのか悔やんだ。本当にわたしたちの旅行はいつも無駄に歩きすぎる。散歩というより行軍に近い。

経由した寺社は以下の通り。

池の平神社
笠森稲荷神社
御湯泉神社
教念寺
八剣神社
甲立寺
諏訪大社下社秋宮
手長神社

初日が悪天候だったせいもあり写真が少なく、二日分をまとめて掲載する。


以上3点、信濃山荘


霧ヶ峰ホテル


以上9点、SGホテル


車山肩のレストラン跡

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする