老神温泉の廃墟、ネイチャーランド 沼田ドイツ村、パチンコ・ダイエー21

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ホテル大宮、水上温泉の廃吊り橋、蒼海ホテル、レストラン・キャニオンのつづき。

水上温泉を後にして南下、みなかみ町下牧の食堂を経由しつつみなかみ町市街地へ。


以上2点、パチンコ・ダイエー21
パチンコ店跡がリサイクル店に転用されていて廃墟ではないのだが、異様に手作り感溢れる店構えでインパクトがある。
また、わたらせ渓谷鐵道保存車が展示されていて、パチンコ店廃墟時代は放置され落書きまで見られたのが、綺麗に整備されていた。さすがリサイクル店。

東進して沼田市に入る。


ネイチャーランド 沼田ドイツ村(沼田ドイツ村 ケイニッヒクロルト)
小規模テーマパーク跡だが、建設会社社屋に転用されている。別にドイツとは全然関係のない一般企業なのに、なんだかメルヘンチック。働いたらちょっと楽しそうだけれど、すぐに見慣れてしまうのだろうか。
それにしても周囲は山間に田畑が広がるだけの風景。沼田市とドイツのバイエルン州フュッセン市が姉妹都市契約を結んだ縁とのことだが、風景の中にドイツ要素は全然見られない。ここでいきなりドイツ村って言われてもねぇ…。

国道120号線日本ロマンチック街道でぐぐっと東に進み、老神温泉(おいがみおんせん)へやって来た。


以上3点、老神温泉の廃ホテル(星野)
老神温泉と言っても川を越えた山側、かなり外れの方。ひなびた温泉街には似合わないメルヘンチックなデザインの建物が二棟残っている。
ペンション、ホテルの類のはずだが、全然情報が見つからない。名称すらはっきりしない。藪がすごくて建物本体に近づくのも一苦労だし、聞き込みしようにも人も歩いていない。

ここから老神温泉の中心部に下っていく。


美人座(老神温泉)。ストリップ劇場の跡だろう。


これは現役。


以上3点、カフェテラス内楽


カフェテラス内楽そばにあった建物。使用状況不明。
老神温泉最南端付近だが、老神温泉はかつてはこの付近に中心があり、ダムにより水没した跡が旧・老神温泉として川底に僅かに確認できる。
その他、カラオケスナック華湯番里朝日ホテル富士屋旅館ニュー老神など、多くの閉業旅館・店舗が見られたが、大規模なのは朝日ホテルくらい。それも単に大きめのホテルが閉館しているというだけで、廃として見どころがある、というほどではない。
水上温泉はホテル大宮という著名物件の他、バブリーな大規模ホテルが朽ちたまま並ぶ一方、新規開発されたリゾートマンションや現役豪華ホテルが見られるなど、廃も現役も存在感があった。
一方、老神温泉は規模が小さく、廃墟化するというよりはむしろ、老衰のように静かになにもない小集落に還ろうとしている印象を受けた。旧老神温泉は水底に沈んだが、現在の老神温泉も湖底のように音がない。もちろん、現役の宿泊施設はあるし、このひなびた風情が良い、というのはあるが。

オルゴール館椎坂、カーテル55、赤城山の白い家につづく。

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