ほととぎす旅館、泉佐野打田線沿いの廃墟、飯盛鉱山のつづき。
海南験潮場の廃灯台、和歌山市紀三井寺のガソリンスタンドを経由して新和歌浦へ。
和歌浦と言えば、かつては廃墟の聖地として知られていたが、多くの施設が取り壊された。2018年現在はどうなっているのか。
新和歌浦の中心にある巨大駐車場脇に、新和歌浦のコンクリ土台のみ廃旅館がある。旅館としての形は残していないが、かなり大規模な基礎跡が見られ、遊歩道跡のようなコンクリート遺構も残っている。
また現役の遊歩道も崖崩れで一時立入禁止となっていた。
新和歌浦の廃灯台。
この付近一帯にコンクリート基礎が広がっている。
以上2点、新和歌浦第一隧道。
和歌浦アートステーションという現役施設だが、たぶん旅館を転用したものだろう。
蛭子神社。台風被害で瓦が相当やられている。
以上2点、観光旅館たなか。
魚又楼。
和歌浦の夕暮れ。
以上2点、七洋園。
営業当時からかなり朽ちた状態で「泊まれる廃墟」などと言われていたが、オーナーが亡くなり本当に廃墟になってしまった。
鷹の巣遊園。
藪に埋もれていてまったくアプローチ不能。付近には放し飼いだか野犬だかわからない犬がたくさんうろうろしている。
大昔に探偵ナイトスクープで、放し飼いの犬が昼間何をしているのか調査する企画があり、あれも和歌山県の白浜だった。さっちゃんという犬。
時代が違うが、和歌山は犬の放し飼い率が高いのか。
個人的にはこういうノリは好きだが。
他に新和歌浦観光ホテル、新和歌浦のプレハブ廃墟、新和歌浦第二隧道なども見られ、聖地と呼ばれた時代には及ばないながら、それなりに朽ちた建築物は残る。ただ、内部に入られて荒らされまくっているようなところはなく、治安はだいぶ良くなったのではないかと思う。
新和歌浦全体としてあまり人気はなく、その静けさが良くもあるが、観光地としては歓迎できないところもあるのかもしれない。
特に廃灯台などはなかなか味わいがあって魅力的なスポットだと思うのだが…。
つづく。