吉見百穴に行ってきた。
東武東上線東松山駅からバスですぐ。歩いても行けるくらいの距離だけれど、バスも結構来る。
東松山と言えば埼玉県こども動物自然公園(東松山動物園)に行ったことがあるけれど、あれは駅でいうと高坂駅だった。
いきなり吉見百穴ではないのだけれど、吉見百穴のすぐそばに岩窟ホテルという変なスポットがある。オジサンが一人で岩に穴を掘って作ったホテルらしいが、現在は廃墟化して立ち入ることはできない。
吉見百穴。岩山に穴がボコボコ空いている。
ちなみに「吉見百穴」は「よしみひゃっけつ」でも「よしみひゃくあな」でもいいらしい。
場内で流れ続けている解説アナウンスでは「よしみひゃくあな」と言っていた。
吉見百穴の下の方は、戦時中に防空壕にされてしまっている。遺跡の損壊ということで残念なことなのだろうけれど、素人的にはコレはコレで面白い。まぁどっちも穴だし。
防空壕の中。かなり広い。
見学できる防空壕は一部だけなのだけれど、それでも結構な広さがある。
吉見百穴の丘の上から東松山を見渡す。
穴の中にはお約束でヤンキーが落書きしている。
穴がボコボコあいている。昔は住居だとも考えられたらしいけれど、小さいし岩で蓋がしてあってのでお墓ということで決着したらしい。
天然記念物のヒカリゴケがあるけれど、光っているかどうか全然分からなかった。
場内の資料館にある埴輪がイイ味出してる。埴輪を作ったりする体験講座があるらしい。
資料館にあったポスター。お前絶対イイヤツだろ。
イノシシ型の出土品、とあるけれど、猪だかなんだかよく分からない。でも可愛い。これは部屋に飾ってもいい。
とにかく物凄い寒い日に行ったので、お客さんが全然いなかった。
むしろあんな寒い日にわたしたち以外に一人でも見学者がいたのが驚きだ。だって穴があるだけだし。
場内は有料で、ずっとアナウンスが流れていて、観光スポットとしてそれなりに力を入れているらしいが、黒字になっているとはとても思えない。まぁ、そこがイイわけだけれど。
場内のお土産屋さんに入ったところ、ここのオジサンが物凄いやる気で、色々な資料を見せて猛烈な勢いで解説してくれた。もう、吉見百穴について語りたくて仕方ない感じだ。やる気が空回りしている。
お土産屋さんと言っても、店の中には発掘当時の写真やらが沢山展示してあって、私設資料館みたいな雰囲気だ。あのオジサンの百穴への猛烈な愛が成し遂げたのだろう。
穴を塞いでいた岩は一つだけ現存していて、それがこのお土産屋さんに展示されている。
資料館もあるのに、なぜおでんとか売ってる店に唯一残った蓋が置いてあるのか謎だ。