成増から光が丘公園に行ってきた。
直線距離ではそんなに遠くないのに、光が丘公園は来たことがなかった。
成増の町はなんか妙な雰囲気。埼玉っぽいのだけれど、なんか人工的というか、ごちゃごちゃしているのは良いけれど統一感みたいのがない。板橋のごちゃーっとした町とか、雑然としながらも統一感とか地元臭みたいのがあるのだけれど、この辺りにはそういう感じがなく、妙に古い建物とこざっぱりした建物が入り混じっている。
元々なんだったんだろう、と後で見たら、戦前は成増飛行場、その後米軍に接収されていたらしい。
公園自体も運動公園的な雰囲気が強く、自然っぽいエリアは限られている。
一箇所バード・サンクチュアリがあるのだけれど、ここも実に雑然としていて、「静かに」と張り紙があるのにおっちゃんたちがかなりダベっている。
というわけで、第一印象はあんまりだったのだけれど、この鳥おじさん・鳥おばさんたちおよびレンジャーのお兄さん・お姉さんがすごくフレンドリーで、実はとても良いところだと分かった。
鳥見スポットが非常に限られているだけに、常連地元民が仲良しっぽくて、ウチらみたいなよそ者にも親切にしてくれる。聞いてもいないのに、向こうから望遠鏡を合わせて「ほら、今カワセミ見えますよ!」とか勧めてくれる。イイ人たちだった。
カワセミ。
カワセミ。
ここが水浴びスポット。
ツグミ。
観察小屋にあったヤマセミの置物。
シメとツグミ。
カワセミ。
そして観察小屋を離れ、別のスポットで・・
アオゲラ!
すごい、アオゲラだ!
観察していたら、通りがかりの奥さんに「何がいるの?」と話しかけられた。場所を説明したけれど、見つけられない。
双眼鏡を持っててもなかなかわからないしなぁ。
カラス。
それから一つ、面白い動画を。
これはバード・サンクチュアリではない、光が丘公園内の池なのだけど、ハシビロガモのメスが一羽、他のカモのお尻を追い掛け回している。
他のカモと同様に水面採餌しているのだろうけれど、なぜか他人のお尻にぴったりくっついて移動している。
相手は誰でもいいようで、時々ターゲットを変えている。オスでもメスでもいいようだ。
特定の個体についているわけではないので、お尻についている虫か何かを狙っているわけではなく、スリップストリーム的に楽をしようとしているのだろうか。あるいは、他の個体が水をかくことで水面の昆虫やプランクトンを食べやすくなっているのだろうか。
面白い。