以上3点、洲崎第二砲台。
竹やぶの中に砲座跡が残るほか、炸薬填実場跡の上にそのまま住宅が建てられている。重厚なコンクリートの軍事施設は解体も困難で、戦後のどさくさか、民家の基礎にまるごと転用されてしまっている例が時々ある。
以上4点、洲崎第一砲台。
民家敷地内に位置し、花壇に使われている。この花壇も「丸いのがあるからちょっと使ってみよう」というレベルではなく、まるで商業施設の一部のような本格的なもので、居住者の方の心意気が伝わってくる。
砲台があるくらいなので住宅地の中でも最上部、坂はいささかキツいものの、素晴らしい立地のお宅である。
そして砲台跡を守る犬。北海道犬だろうか、とても凛々しい顔をしている。S氏には吠えていたが、わたしには撫でさせてくれた。
以上5点、館山海軍砲術学校。
上の2点は畑に転がっている館山海軍砲術学校化学兵器実験施設跡。そして橋、飛行特技訓練プール跡、炊事場跡。炊事場跡の煉瓦建築が有名だが、特技訓練プールもめちゃくちゃ深くて大迫力である。
大網防空砲台のつもりで見に行ったのだが、自信がない。これだろうか。この山全体が砲台に改造されていたらしく、これも何らかの関連施設だと思うのだが…。
鴨川市江見の美しい廃墟につづく。