浜松町から田町。
浜松町駅すぐで讃岐小白稲荷神社。二つの鳥居が横並びしている面白い形。
ここから芝公園東側エリアにある増上寺子院を片っ端から巡るものの、ほとんどはコンクリート建築の檀家向け寺院で特に面白くはない。
ただしいきなり通元院がなぜか寺本体がなく境内に祀られていた瘡守稲荷大明神だけが見つかるという展開。寺を探していたら小祠があるという驚き。
他は日新窟、最勝院、宝松院、真乗院、安養院、浄運院佛願寺、花岳院、常照院(枝垂れ桜が見事)、源流院(家タイプ)、源興院(塀がかっこいい)。抜けがあるかもだけどまあ良し。
そして芝大神宮。大物。神前結婚式などをよくやっている。仰々しくて和まない。
続いて言わずと知れた増上寺。大物。めちゃくちゃ観光客が多かった。枝垂れ桜は見事。
その境内にある増上寺熊野神社(「ゆの」と読む)。同じく西側の宝珠院。
ここから芝公園の西側・南側にある増上寺関係をいくつかチェック。鑑蓮社善長寺、妙定院(災除地蔵尊が門前に祀られているけれど空襲で焼けて再建したらしい。自分の災厄は避けられなかった模様)、そして芝公園内にある芝東照宮。ここも大物。元は増上寺と一体で神仏分離したもの。東照宮だからデザインはぎとぎとしているものの、増上寺とはうってかわって静かで良かった。大銀杏が見事。
ここから芝公園を離れて浜松町と田町の間、山手線内側にある寺町に向かう。
第一京浜の東側で法円寺、勧勝寺、向陽寺、経覚寺、安樂寺(子どもハイタッチ)、正伝寺、円珠寺、了善寺。
第一京浜の西側で浄善寺、西応寺、法泉寺、法音寺、宗光寺、正念寺。
幸久稲荷神社もこのエリアにあった。次に向かう御穂鹿嶋神社のうち合併前の御穂神社旧社地とのこと。区画整理等でせっかく合併移転したのに前の社地にやっぱりなんかある気がしてお社を立ててしまうという心理。わかる気がする。
そして田町駅そばの御穂鹿嶋神社。まだ新しい。商店街の中で巌流稲荷社という小祠を発見。
この日の出来事としては浜松町に向かう前に代々木公園でめっちゃ犬と遊んだこと。わしわし甘噛みされて楽しかった。
増上寺のそばで占いの人に声をかけられたこと。「お嬢さん」と言われた。商売だから頑張るのだろうけれど、お姉さんくらいにしとかないと無理があると思った。
そしてこの日とても良かったのが、安樂寺を撮影していた時のこと。すぐそばのマンションに住んでいるらしい子どもが「わー、カメラだー、にゃーいにゃーい」とか言いながら手をあげて走ってきた。幼稚園か小学校低学年くらいの男の子。そばにお母さんがいる。カイロじゃなくて港区なのに珍しいなぁ、と思っていたら、そのままハイタッチしてくれた。もう、変な物質が脳からドバドバ出まくるくらい幸せだった。ありがとう! 港区のシカト環境であの人懐っこさ、大物になるだろう。お母さんも悠然と構えていて、あれは親が良いのだと思った。教えるというより、親自身が人懐っこくてドーンと構えた人格だからその薫陶を受けたのではないかと。まぁやっぱり、子どもは親の言うことよりやることに影響されるだろうし。頭が下がった。
それから了善寺さんでは、門が閉まっていたのでまぁとりあえず門外からの写真でいいか、と思っていたら(中に入れないことはよくある)、お寺の人がわざわざ招き入れてくれた。ありがとうございます。
あとは廃物件として大和船舶ビルをチェック。
以下、例によって写真は神社仏閣にはほぼ関係ない。