熊谷稲荷神社、戸越の地名由来、居木神社と居留木橋カボチャ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

銀座、泉岳寺と寄って戸越駅から大崎駅へと北向きに歩く。
経由した寺社は以下の通り。

銀座:
熊谷稲荷神社
改築工事のため鐵砲洲稲荷神社に御神体が移されていたものが、2018年3月に二年半ぶりに元の位置に戻ってきたとのこと。
平安末期の一ノ谷の戦いで平敦盛を討ち取った源氏の武将・熊谷直実が、故郷・武蔵国熊谷郷(現・埼玉県熊谷市)に凱旋する際に立ち寄ったことからこの名があるという。立ち寄っただけ?

泉岳寺:
泉岳寺(赤穂浪士の墓)
陽寿院

戸越~大崎
還来寺
行慶寺
戸越八幡神社
笠森稲荷神社
西教寺
品川区大崎2丁目の小祠
観音寺
居木神社

戸越の地名由来としては、たちまちに願いがかなうと言う成就庵の評判を歌った古歌に「江戸越えて 清水の上の成就庵 ねがひの糸の とけぬ日はなし」という詠があり、江戸越えの村ということで、「江戸越」が「戸越」となったという。成就庵とは、戸越八幡神社に隣接する行慶寺の前身で、旧別当の関係だから、元々は一体のものだったと思われる。

居木神社は社殿前がオープンカフェみたいになっていてなかなか面白い試みだと思った。神楽坂の赤城神社も横におしゃれなカフェがあるのだけど、居木神社のは常設店舗というわけではないらしく、お花見でもする感じに椅子が並べてあって居心地が良かった。
居木神社には居留木橋カボチャの説明板があった。海岸に近く気候温暖であったためカボチャの名産地となったらしい。
都内の神社をあちこち尋ねていると、江戸の農業に関する説明板を時々見かける。本当にかなり最近まで現在都心とされているエリアでも農業が行われていたのだ。都会では代替不能な土地土地の色が否応なく次々と塗りつぶされていくのだけれど、知識だけでもかつての名産品などがわかると、地上に折り重なっていく時の重みみたいなものを感じられる。安いSF映画みたいなすさまじい高層ビルがそびえ立っているあの大崎でカボチャを作っていたのだ。

例によって写真は寺社にはあまり関係ない。


以上3点、品川区豊町1丁目の家


品川区大崎3丁目の家


居木神社

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする